厚生年金保険法の成立
厚生年金のルーツは、1942年に制定された「労働者年金保険法」に遡ります。当初は戦時下の産業基盤を支える労働者の福利厚生を目的としていましたが、1944年に「厚生年金保険法」へと改称され、対象者が拡大されました。戦後のインフレや制度の崩壊危機を乗り越え、現代の社会保障の基礎が築かれました。
当時の制度は現在とは給付の仕組みも適用範囲も大きく異なりますが、勤労者の所得保障を公的制度で担うという発想そのものが、ここに始まっています。記録上で見かける古い加入履歴や制度名の変更は、この時期の改称・再編に由来するものです。